『少年たち -Born Tomorrow-』を観た。

9/19、観劇してきました。わたしはこれまでの『少年たち』を知りません。SixTONESに関しても語れるほどではありませんが、Snow Manの皆さんはお顔とお名前は存じ上げています程度の知識のなさです。一方、観劇は大切な趣味なのでわたしの好みはこういうもの、という一定の方向は持っています。ですから、頓珍漢なことやファンの皆さんに失礼なことを書いたらごめんなさい。でも書きたいので書きます。たたみます。

初めての日生劇場でした。ミュージカルには滅多に行かないから。劇場を勝手に評価するのが大好きなので今回もとりあえず劇場内をうろうろ。全般に白く、敷いてある絨毯がふわふわでヒールに優しい。想像より小さい劇場だが各階ロビーが広いのは良い。スクール革命からまたお花が来ていて嬉しい。天井には貝、GC席が見やすそう、二階席のいちばん後ろの壁がなにやら可愛い。席に着いたとき斜度の低さに不安を覚えましたが、椅子の大きさが絶妙なようでたいへん見やすい座席でした。思っていたより音は響かず。幕が開いて面白いと思ったのは、ちょうど目線が舞台の床と同じ高さだったので奥行きの広い舞台がずっと先まで続いているように見えたこと。自分も立っているみたいでした。
というわけで、個人的にけっこう好きな劇場にランクインさせました。二日前に歌舞伎座へ行ったばかりなので松竹づいてます。

演者はスノスト12人のみ。とてもすっきりと見易い密度だったように思います。みなさんステージ慣れしていることも大きな要因でしょうね。客席から舞台の最奥までとても広く使っていて、そこを飛んだり跳ねたりしながら動き回るのは観ていてたいへん楽しめました。さすが。

かわいい彼らの舞台なのででろでろに甘やかしたいところなのですが、演劇として物足りなく感じた部分も書いておきます。今後改善してほしい。残念だったのはまったく生かされない設定と唐突な展開と自由研究の序章みたいな背景説明。噂を聞き齧って『少年たち』は「少年たちが刑務所から脱獄したけど塀の外にも自由はなかった」という話だと勝手に想像していましたが、今回は脱獄しないし自由とは何かという話でもないし、反戦が主眼だったのだと思います。
…刑務所である必要がどこに? 戦争の前に彼らは罪について考えるべきだったのでは? こんなこと言ってるから、戦争を無関係だと思っているのはこの国に住んでいるひとだけだとか言われちゃうのかもしれんが。でもなんというか、せっかくの設定を殺しているように思えてなりませんでした。反発の末にかけがえのない仲間を手に入れるなら学校の部活でもいいじゃん。彼らがなぜあの場にいたのかほとんど語られず、自分たちのちからで人生を歩いている様子であることも、なんだか消化不良でした。
戦争に触れるきっかけのあたりも、学校じゃだめだったの?と思ってしまい…。仲間が戦地に駆り出されたから取り戻したくて戦争について学ぶ、というところはわかりやすくてよかったのですけれどね。難しいっすね。
後半よく入る背景説明も、知らないことが多くてためになったけれど、そういうことじゃないんだよなぁと感じてしまいました。示唆してほしかったんだと思います。知らないけれどこういうことがあったのかもしれないと想像させ、あとで調べてみて、これだったのか!と気づく。そういうのが面白いんだよなぁ。観る側を試すような仕掛けが欲しかったかも。
うーん、なんか…偉そうなことを言ってすみません。きっとこれらはわたしがまったくこの舞台を知らずに観たせいなのだろうと思います。これまでの歴史があれば見方も変わるのでしょう。

と、辛口な意見を書いたところですが、わたしはショータイムで真剣に衝撃を受けました。こんな魅せ方があるとは。
先日初体験した2.5次元舞台のセーラームーンがショータイムのある芝居で、この時間は?とけっこう不思議だったのですが(もちろんムーンライト伝説ノリノリで聴いたけど)、この『少年たち』ではショータイムがたいへんに大きな意味を持つのだと理解し、あまりのことにショータイムの一曲目は涙が止まりませんでした。曲中も度々泣く。これがなければこの芝居は成立しない。
最後の岩本くんの台詞を聴きながら、もしいま徴兵制度が開始されたら、と考えていました。もちろん真っ先に脳裏に浮かんだのは弟で(どんなに大人になってもかわいい)、コードブルーの先日の冴島さんの台詞がフラッシュバックし、まだいないけれど夫やこどものことまで考えました。どうする。耐えられるか。そして更に気づく。徴兵されるなら、わたしが可愛がっているこの子たちは真っ先に連れていかれるだろう。若くて健康な男子で体力があって、うまく使えば多くのひとを動かすこともできる。そんな危険を孕むこの子たちに与えられた、こういうことに目を向ける時間。…なんてあの台詞の間にそこまで思って泣いていたところに、間髪入れずショータイム。
ショータイム、すごくなかったですか。一転、キラキラの笑顔で水を得た魚みたいに歌って踊ってパフォーマンスをして。ステージに立つ彼らは光が零れているように美しかった。馬鹿みたいな感想だけれど、この美しさを守るために声をあげたい、とすら思いました。前線にいまにも送られてしまいそうな彼らが、キラキラと光を溢れさせながら歌う。戦争と平和、絶望と希望といった対比のように見え、この時間がなければこの舞台の言いたいことの半分も伝わらないのでは、と煌めく少年たちを観て更に泣きました。笑っていてほしいし楽しんでいてほしいんだよな、彼らには。
特に大我の顔がよかった。ストーリーテラーとしてほとんど出ずっぱりであまり笑顔のない役どころだった彼が、ショータイムでは目を見張るくらい明るくて。こういうことなんだよなぁ、とうまく言葉にはできないけれど深く嘆息しました。
さっき愚痴も書いたけれど、こういう魅せ方ができるジャニーズはすごいと思う。こんなことをやってのける演劇集団をわたしは知らない。

こんな感じでわりとショータイムにすべてを持っていかれました。ま、わたしの感じ方が製作側の意図するところと一致しているかわかりませんけれどね。SixTONESの新曲はさすがのパフォーマンスで目が足りないと思ったし、たぶん初めて生で拝見するSnow Manは身のこなしがパキパキと鮮やかで楽しめました。新曲かな、グループ名入ってましたね! かっこよかった。どちらのグループも迫力があります。

劇中にいくつもある歌唱とダンスシーンも、よく動けていて面白かったです。みんなスタイルいいし。大我さんの細さには驚きましたが。わたしはあまりマッチョを好みませんが、初めて、逆三角形が美しいということを実感しました。ほかのみなさんもしっかり筋肉がついていて綺麗でした。闇を突き抜けてなんて特にね。ついつい見ちゃいましたよね。あと、噂の桶ダンスは演出がけっこう好みでした(笑) 舞台の奥のほうでピンクがかった照明のもと行われるのね。ジェシーの長い手足が脳裏に残ってます。
個人的に面白かったのは、SixTONESが階段に立って歌うシーンで一生懸命階段を動かしてくれているスタッフさんが黒子に徹しきれてしなかったところ。二日前に歌舞伎を観たものだから余計に気になって見ちゃった。

夏のキントレで、きっと舞台映えするに違いない…!!と熱視線を送った慎太郎は、期待を裏切らない立ちっぷりでたいへん満足でした。ちょっとふざけすぎだけどね(笑) でも岡田さんの完コピがうますぎて笑ったわ。そして気づいてしまったのだが、慎太郎は勝地涼くんと似ている。姿かたちは似ていないのに。表情筋? 顔の使い方が似てるのかな。ますます新感線に推すわ。舞台は好きかしら。外部公演に出てみてもらいたいけど、ジャニーズ公演ならグローブ座で主演してほしい。
ペアを組んでいた宮舘くんも、驚きの舞台映えでした。バレリーナのような動きも目立つし声もなかなか渋くてかっこいいし。この組み合わせは舞台的画力に溢れていて好きでした。ふたりともお顔がはっきりしているし。ふたりのダンスシーンがあってもよかったのに! 観たかった。

北斗は思っていたより素敵だった(北斗担の皆さまお許しください)。色気担当?している北斗もいいけど、舞台で動き回っている北斗はもっといいな。だれか当て書きをしてくれるひとに書いてもらったら三皮くらい剥けそう。
深澤くんとのコンビは平和そうでよかった。兄弟であることはどうして隠していたのだろう。本筋ではないが弟を守ったのに守れなかったお兄ちゃんのシーンが悲しかった…。

いちばん謎めいていたのが佐久間くん。いやだって、職業アニメオタクに殺人はないでしょ! そんなことしたら敬愛するアニメに触れられなくなるのよ。そんなデメリットを背負うほどの理由ってなんだったの! Mステで亀Pさんのバックについたときからすごいひとだなと思ってはいたが、やはり超人的な身のこなしでした。わりと目が離せない。何者なの…。
しょーてぃーくんは、とある雑誌で樹と顔が似てる…!と驚愕してすぐに覚えたけれど、生で拝見するとそうでもない。大我とのキャッチボールシーンがけっこう好きだけど、あれはアドリブなのかな。投げたのに…てびっくりしている大我のかわいいこと。
阿部くんはミラクル9に出てましたね♪ ソレダメと被っていたのにうっかり手を止めちゃって、まっすー見はぐりました(笑) ほっこり一言で高地くんと名前出しあっていて嬉しかったわ。仲良しだなー。

樹、やせた? 夏に拝見したときも細かったけど。わたしは樹の笑っている顔が好きなので、今回はお芝居の都合上さほどに笑い顔が見られなくてちょっと寂しかったです。
高地くんの声が舞台向きでは…と密かに思っているのだが今回はあまりよくわからず。お名前がジェシーの次に来ますが、もしかしてもっと違う役どころの予定だったのかな?と邪推しています。不在の日があるものね…。
ゆごじゅりのシーンのアドリブはたいへん面白かった。高地くん笑ってましたし、with Kには驚いた樹のコメントがよかった。息ぴったりだね。あと素敵だったのが、最後、ジェシーを想ってみんなで歌うシーン。泣いている高地くんの肩を叩く樹。それ見て泣いた。かわいいなぁ…。

大我は一際台詞が多く、舞台に立っている時間が誰よりも長い。ストーリーテラーって難しいよね。さすがルドルフ皇太子(観ていないが)、しっかり喋れていて安心して聴けました。いつ聴いても細くて丸くて綺麗な声だなぁ。役のせいで姿勢がよろしくないので、あまりお顔をきっぱり見る時間が少ないのが残念。しかしいい子だ。ジェシーとの友情物語がもっとあればよかったのになぁ。相変わらず細いね…二宮さんと並んでみてほしい。あと、セクシーローズありがとう。

岩本くんは芸達者だなぁと思いました。なんでもできるだね。テレビで見るよりずっとずっと好きだった。声がよく出るので、それこそ舞台の仕事がもっとあればいいのにと思いました。翔くんの真似似てたよ! ジェシーとふたりで歌うシーンは影の出方が非常にかっこよかったわ。ジャニーズって本当に人材が豊富だ…。ショータイムでにこにこ笑っているのはギャップがあって良かったです。想定外に気に入ってしまった。

ジェシーの役はほんとうに辛いですね。毎日辛いだろうな。どうしてわかってくれないんだ!と説得に来たみんなから口々に言われるシーンがいちばん辛かった。ジェシーは月結成日を毎月お祝いしちゃうほど彼らが好きだから、あの声を聴くのは苦しいだろうなぁ…と心臓のあたりがキリキリしてしまいました。
彼を見ながら思い出していた舞台がありまして、二三年前に観たミナモザの『MILCO』。あれは父を見返すために戦争がしたいと願う日本の青年が、紛争地へ行き前線に立つも、怖くて怖くて正気ではいられなくて逃げ帰ってくるという話でした。正気ではいられなくて引き金を引き続けてしまったジェシーと、どっちが……、などと思いましたが、どちらも悲しいほど苦しいのは当然で、だれも幸せになれない……と泣きました。泣きすぎ。
いつもの嬉しそうなジェシーはお風呂タイムくらいでしか見られないので、よくわからぬギャグを存分にやってもらいたいと思いました。歌はさすがのうまさですから、彼の心が壊れぬように楽屋で目一杯構ってあげてほしいと願います。ま、ジャニーさん役ではなかったよね、うん。

そんなこんなで全力で舞台に立つ少年たちを応援しています。
わたしが観られるのはあと一回。二階席なのでお顔は無理かな。二度目はもう少し気づけることが増えると思うので、細かく観てこようと思います。ステフォの新しいのが出たらしいので眺めてこよう。あと、円盤化しますように!
これから大阪もLIVEもありますから、怪我のないように最後まで走りきってもらいたいです。
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プロフィール

来海あや

Author:来海あや
ご来訪ありがとうございます。
潤くんに偏りつつ、五人で嵐な彼らが大好き。絶賛応援中です。舞台俳優・岡田達也さんも大好き! 最近はNEWSさんも応援してます。

この場所では、嵐さん・観劇・薬学と研究などについて書き散らしています。まぁ、毎日たくさんの元気と幸せをくれ、憧れてやまない嵐さんへの想いを綴っていることが圧倒的に多いです。

いろいろな方とお話しできたらいいなと思っていますので、コメント等いただけると喜びます。鍵付き拍手コメントへのお返事は、該当記事のコメント欄にさせていただきます。

乱文ばかりですが、お付き合いくださいませ。

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